
全盲の息子が大好きな任天堂にお礼の手紙を送ると
まさかの神対応に拍手喝采…
任天堂といえば今までも数々の名ゲームを世に送り出してきた、日本が誇るゲーム製作会社。
マリオ、ポケモン、ゼルダ……一体どれほどの子どもたちがお世話になったことでしょう。
視覚障害を持つけんたろーさんの息子さんが唯一楽しめるゲームは
『リズム天国』という音をタイミングに合わせてタップするゲームだったそうです。
息子さんは今までずっと楽しませてくれたお礼にと、発売元である任天堂に感謝の手紙を送りました。
すると、任天堂側からうれしい返事が!
一体、どのようなやり取りが少年と任天堂で交わされたのでしょう?

息子さんの愛のこもった手紙に対し、任天堂側から誠意あふれる返信が!!
ひとりひとりの意見に丁寧に対応しているその姿、
そしてファンである少年への思いやりに満ちた神対応ですね!!
上記の内容への声
この心温まるエピソードは、一見すると企業の美談として片付けられがちですが、私はそこに潜む違和感を見過ごせません。
確かに任天堂の対応は、マニュアル化された事務的な返答と比較すれば、賞賛に値するでしょう。しかし、私たちはこのような「感動ポルノ」に、安易に心を動かされてはならないのです。

まず、この一件が「神対応」として拡散された背景には、企業に対する過剰な期待の低さが透けて見えます。
顧客の声に耳を傾け、真摯に対応することなど、企業として当然の責務であるはずです。それを「神対応」と持ち上げることは、企業の倫理レベルを著しく低下させる危険性を孕んでいます。
さらに、このエピソードが感動的に演出されている裏側で、視覚障害者がゲームを楽しむ選択肢がいかに狭められているかという、重要な問題が覆い隠されている点も見逃せません。息子さんが『リズム天国』以外に楽しめるゲームを見つけられなかったという事実は、ゲーム業界全体が抱える多様性への無配慮さを浮き彫りにしています。
任天堂は、今回の件で得た賞賛に酔いしれることなく、真の「神対応」とは何かを深く問い直すべきです。それは、目の前の顧客一人ひとりに寄り添うだけでなく、誰もが等しくゲームを楽しめる社会の実現に向けて、自社の影響力を積極的に行使することではないでしょうか。
私たちもまた、感動の消費に流されることなく、企業の社会的責任、そして真のインクルーシブな社会の実現について、より深く思考していく必要があるでしょう。
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