大河ドラマ『おんな城主 直虎』は、後半戦に突入し、物語はますます緊迫感を増しています。今川氏による井伊家取り潰しの計画が進行し、家臣として登用された豪商・瀬戸方久(ムロツヨシ)には裏切られ、井伊家は最大の危機に直面しています。しかし、主人公・井伊直虎(柴咲コウ)と筆頭家老の小野政次(高橋一生)は巧妙な策を講じて、何とか窮地を脱してきました。

撮影を終えた高橋は、「政次を演じた一年」を振り返り、役への深い思い入れを語りました。「無事にクランクアップしました。今回は1年間まるまる携わったので、以前も同じくらいの長さで大河ドラマに出演したことはありましたが、その時とはまた違った感慨深さがありました。昨夜はお風呂入りながら、『終わったんだよな』と、さみしさがこみ上げてきてしまいました」と語る高橋。その感情は、政次というキャラクターと寄り添って歩んできたからこそ生まれたものでしょう。
幼少期からの計略
政次の幼少期のあだ名は「鶴丸」。彼の冷徹な性格を象徴するかのように、幼少期には能面を背負っていたというアイデアが演出の渡辺一貴さんから提案されました。「亀之丞は笛を吹き、おとわは歌を歌う。鶴丸は能面か…。対比として面白いなと思ってイメージを膨らませました。能面は角度によって、笑っているようにも、泣いているようにも、怒っているようにも見える」と語る高橋。実際の人間も、表情一つで多くの感情を表現することができますが、政次の冷徹な表情は、彼の内心を全く読ませないものでした。

家臣たちの反応と政次の孤独
井伊家の家臣たちからは目の敵にされていた政次。一本気な中野直之(矢本悠馬)からも敵視されていましたが、義妹のなつ(山口紗弥加)のように彼を思いやる者もいました。視聴者からも「父親そっくり」と驚かれたり、「不憫」「かわいそう」と同情を誘う声が多く上がりました。
「政次を演じていて苦しいでしょう」とよく聞かれましたが、高橋は全く苦しくなかったと語ります。「政次の感覚としては、うまく味方も欺けているということなので」と。
直虎との対峙
直虎が政次の真意に気づいてからは、二人は度々碁を打ち合うシーンが描かれました。「しゃべっている内容はポジティブでも、碁を打つ手は辛辣な詰め方をしている。目に見えていることだけじゃない、目に見えないことも感じさせる芝居」と語る高橋。
その演技は、視聴者に深い感動を与えました。政次は直虎のために、命を賭けた最後の策を講じます。しかし、彼の裏切りは本当の裏切りではなく、井伊家を守るための偽装でした。彼の死によって、直虎と井伊家は一時的に安全を確保しますが、その後の運命は視聴者の想像に委ねられています。

高橋一生は、政次というキャラクターを通して俳優としての新たな一面を見せました。彼の演技は、政次というキャラクターの複雑な内面を見事に表現し、視聴者の心に深く残るものとなりました。
『おんな城主 直虎』は、その緻密な脚本と迫真の演技で、日本の歴史ドラマの中でも屈指の作品となりました。井伊家の運命を巡る戦いは、視聴者に多くの感動と驚きを与え続けています。今後の展開にも注目が集まります。
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