その日は天気が良く、気持ちよく車を運転しながら国道を走っていた。ちょっとテンションも上がっていたので、ノリノリで好きな曲を熱唱していた。そんな中、赤信号で停車していたところ、思いもよらない出来事が起こった。
前方に停車していた軽自動車が突然急バックしてきて、俺の車に衝突!何が起こったのか、一瞬理解できなかったが、すぐに車を路肩に寄せ、フロント部分を確認した。幸い、大きな損傷はなさそうだったが、やはりしっかりと確認が必要だ。

その時、軽自動車から出てきた男は、年齢18〜20歳くらいの若者。上下ジャージに金髪プリンという見た目で、まさに「DQN」といった風貌だった。男はヘラヘラしながら俺に近づいてきた。
「すいませんw 知り合いに板金やってるやつがいるんで、そこに頼めば完璧に直せるっすよ」
謝罪らしい謝罪もなく、まるで事故なんて大したことではないと言わんばかりの軽い態度に、すでにイラついていた俺は冷静に言い返した。
「これ、国産車じゃないしディーラーに出すつもりだから。とりあえず警察呼ぼうか」
その瞬間、DQNの顔色が変わった。
「いやいやいや、警察だけはマジ勘弁っす。ホントに知り合いに頼めば完璧に直せるんで!」
その必死な様子を見て、ますます怪しいと思った俺は、無言で携帯を取り出し警察に電話しようとした。するとDQNは俺の携帯を取り上げ、焦ったように俺の車のフロントガラスを叩きながら叫んだ。
「マジで!なんなんすか自分!マジで勘弁してよ!」
完全にカチンと来た俺だが、この時はまだ冷静さを保っていた。DQNが次に何を言うのか、少し興味もあったのだ。案の定、彼はさらにとんでもない提案をしてきた。
「あの車、女の子の車なんすよ。だからさ、せめて女が運転してたことにしてくんないっすか?」
「は?バカかお前。彼女も今乗ってるの?彼女に罪をなすりつけるとか最低だな」
その時、助手席からDQNの彼女らしき女性が出てきた。彼女は無言のまま俯いていたが、明らかに居心地の悪そうな様子だった。さすがに俺も彼らの話に付き合うのが馬鹿らしくなり、再び携帯を取り出し、警察に通報した。

その時、DQNは最後の切り札を出してきた。
「は?お前さ、俺○○組の幹部知ってるんすよ。ヤバいことになるよ?」
その言葉に俺は思わず笑ってしまった。まさかそんな古典的な脅し文句を使うとは…だが、もうこの時点で彼に何を言われてもどうでもよくなっていた。
しばらくして警察が到着。俺、DQN、そして警察官2人の前でドライブレコーダーの映像を再生することになった。その映像には、DQNの軽自動車が急バックしてくるシーンと、彼の開き直った発言がしっかりと収録されていた。さらに、俺の車の中での熱唱までしっかりと記録されていたのは、少し恥ずかしいものだったが…。
警察官が映像を確認すると、DQNはさすがに観念したのか、涙目になっていた。彼の彼女は無免許で運転していたことも判明し、さらにその車は彼女の姉のものであったという。状況は彼らにとってどんどん悪化していくばかりだ。
「○○組の幹部」などと言って脅しをかけてきたDQNだったが、警察の前では何もできず、最終的には静かに処理を待つしかなかった。彼のプライドは完全に打ち砕かれたに違いない。
結果として、今回の事故は無事に解決したが、やはりドライブレコーダーの存在が大きかった。初めてドライブレコーダーをつけていて良かったと思えた瞬間だ。何度も再生されるたびに俺の熱唱が流れるのは少しばかり恥ずかしかったが、それもまた良い思い出になるだろう。

今回の出来事から学んだことは、どんな些細な事故でも、冷静に対処することが大切だということ。そして、ドライブレコーダーはやはり必須アイテムだ。何が起こるかわからない世の中で、映像の証拠は何よりも強力な武器となる。
皆さんもぜひ、ドライブレコーダーを活用して、万が一の事態に備えてほしい。そして、トラブルに巻き込まれても、冷静さを保ち、相手に振り回されないことが肝心だ。
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