中尾彬さんと池波志乃さんは、1977年に時代劇ドラマ『大岡越前』での共演をきっかけに出会いました。わずか3ヶ月の交際期間を経てスピード婚を果たします。出会いのきっかけは撮影中のロケバスで、中尾さんが幻の酒「星の完売」を自慢すると、池波さんが「いつでも飲める店知っているわよ」と返したことでした。この一言が二人の距離を一気に縮め、その後は酒を酌み交わす中で意気投合し、2回目のデートで中尾さんからプロポーズがありました。

当時、中尾さんは前妻・茅島成美さんとの離婚直後だったため、略奪婚ではないかという噂が立ちました。しかし、実際には池波さんと交際が始まった時にはすでに中尾さんは独身であり、噂は事実無根でした。
中尾彬さんと池波志乃さんは、芸能界でも有名な仲睦まじい夫婦として知られていました。2007年には急性肺炎で生死の境を彷徨った中尾さんでしたが、見事に回復。その後、夫婦で終活を本格的に始めました。遺言状を作成し、千葉のアトリエや沖縄の別荘を売却。二人で入るお墓も準備しました。また、トレードマークのねじねじストールも200本ほど処分し、蔵書の推理小説もトラック何台分も処分しました。

池波さんは落語家一家に生まれ、和の心得に長けていましたが、意外にもこの10年間はプロレスにどっぷりハマっていました。特にお気に入りは新日本プロレスで、自宅での観戦では中尾さんと一緒に応援するのが日課だったそうです。
中尾さんは今年5月16日に81歳でこの世を去りました。死因は心不全で、生前から延命治療を望まないと遺言していたため、最後は自宅で池波さんに見守られながら静かに旅立ちました。中尾さんは「皆の世話になるような死に方はしたくない」と語っており、池波さんもその意思を尊重していました。

葬儀は近親者のみで執り行われ、中尾さんの遺言通り内々に行われました。池波さんは「葬儀の準備を一人で進めるのは大変だった」と語り、葬儀の後は親戚と共に中尾さんの好きだった洋食店で食事をしました。また、中尾さんの遺言によりお別れ会は開かないことになっており、池波さんはその意向を尊重しました。
池波さんは今、一人残された自宅で夫を偲んでいます。中尾さんとの急な別れは池波さんにとって受け入れ難い現実でしたが、「好きに生きたし、あちらでものんびりしているでしょう」と語り、夫を思いやる姿勢に夫婦の絆の深さを感じさせます。
記事はまだ終了していません。次のページをクリックしてください
次のページ引用元:https://www.youtube.com/watch?v=HyX9bdckamg,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]