2026年に放送予定の大河ドラマ『豊臣兄弟』が発表されました。今回の主役は、天下人豊臣秀吉ではなく、その弟である豊臣秀長です。秀吉なくして秀長は語れない、そして秀長なくして秀吉の成功は語れない。そんな兄弟の絆と秀長の生涯に迫ります。
幼少期と再会
豊臣秀長は天文9年（1540年）、尾張国に生まれました。兄・秀吉とは三歳差で、彼らの父親については定かではありません。秀吉が家を飛び出し、ねねと結婚した後、永禄5年（1562年）に再会するまでの15年間、秀長は百姓として田畑を耕していました。22歳になっていた秀長には、当時の社会通念では結婚して子供がいるのが普通でしたが、彼には妻も子もいませんでした。
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