帝国劇場の舞台に、再び彼女の歌声が響き渡る。しかし、今回はこれまでとは違う役柄で。元乃木坂46のメンバーであり、現在俳優として活躍する生田絵梨花さんが、20日、東京・帝国劇場で行われた舞台『レ・ミゼラブル』の本初日会見に、希望に満ちた表情で登場した。帝国劇場での『レ・ミゼラブル』クロージング公演という、特別な舞台に対する彼女の想い、そして7年前のある出来事が、今、劇的な形で結実しようとしている。

舞台『レ・ミゼラブル』は、19世紀初頭のフランスを舞台に、動乱期の社会情勢と民衆の苦悩を描いた壮大な物語。生田さんは今回、過酷な運命に翻弄される女性、ファンテーヌ役として舞台に立つ。過去の公演では、コゼット、そしてエポニーヌという、異なる役柄を演じてきた彼女にとって、今回のファンテーヌ役は、新たな挑戦であり、同時に、運命的な巡り合わせだった。
「この公演を漢字一文字で表すなら?」という記者の問いかけに対し、生田さんは迷うことなく「“巡”という漢字を。私はコゼット、そしてエポニーヌとして出させていただいて、今回ファンテーヌにも新しい挑戦をさせていただきます。同じ作品に、ファンテーヌとして巡り巡ってまた携わることができるっていうのはすごく幸せ」と答えた。彼女の言葉には、作品に対する深い愛情と、今回の舞台に立てることへの喜びが溢れていた。

そして、会見の中で語られたのは、帝国劇場との特別な縁、そして7年前の忘れられない出来事だった。2025年2月をもって休館することが発表されている帝国劇場。そのクロージング公演が、奇しくも、生田さんが初めて帝国劇場の舞台に立った思い出の作品『レ・ミゼラブル』となった。
「初めて帝国劇場に立たせていただいたのが“レ・ミゼラブル”のコゼットの時でした。
7年前なんですけれども、そのときの囲み取材が私はとても大きな思い出で。当時ファンテーヌ役を演じられていた知念里奈さんが、まさにこの場所で当時コゼットだった私に向かって“いつかファンテーヌをやってほしい”って言葉をくださって。私もそのとき“がんばります”っていって。“いつか”って思っていたので今ここにファンテーヌとして立てていることが、すごく感慨深い気持ちになります。
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