新宿駅、渋谷、そして池袋。この三大ターミナル駅は毎日多くの人々が行き交う。ここで見落とされがちなのが、自由に使えるWiFiネットワークだ。このネットワーク、実は情報漏洩の危険を孕んでいる。今回はその実態を追った。
まず、新宿駅での試みから。この大都市の中心地において、人々がどれほどフリーWiFiを利用しているのかを探ってみた。スマートフォンのテザリング機能を使い、新たなアクセスポイントを作成。そして、この“偽”WiFiネットワークにどれだけの人が接続してくるかを観察することにした。
駅構内を適当に歩いてみたところ、なんと、あたかも自然にネッ

トワークに接続してくる端末が現れた。特に西口広場には人が多く、WiFiの利用者も多いことがわかった。ここで更に観察を続ける。
さっそく、数分のうちに複数の接続が確認できた。このため、接続しているWiFiを常に確認する癖をつけることを強く勧めたい。
東西通路を歩いていた際、さほど速くないフリーWiFiに繋がっている人たちがいることに気付いた。例えば、歌舞伎町。このエリアは昼間の利用者は少ないが、夜になると事情は変わるのかもしれない。

次に、この接続されたネットワークを「Wireshark」でモニタリングする。このソフトウェアを使うことで、ネットワーク上のあらゆる通信を観察できる。選択したWiFiに接続するだけで、同じネットワークを利用するユーザーたちのすべての通信データが見えてくるのだ。
例として、あるスマートフォンからウェブペ

ージを閲覧している様子をモニターしてみた。その通信記録は瞬時に現れ、どこのサーバーに情報を要求しているかが一目瞭然に。
具体的にどの情報を取得したのかまで丸わかりだ。
アクセスしてみると、なんと、スマートフォンからそのページと同じページにアクセスできるではないか。不特定のフリーWiFiを利用し、暗号化なしにインターネットをサーフィンしていると、どのページを見たのかが筒抜けになる。ページそのものは他者に見られても差し支えないと思うかもしれないが、真の問題は情報を送信する時に生じる。
試しにログインフォームを作成し、パスワードを入力してログイン。この通信がどのようにして情報を送っているのかを確認する。送った内容が見えることは当然の結果だが、更にHTMLフォームをURLエンコードして開いてみると、送信された内容が全くの素通りで確認できてしまう。

ここで重要なのは、フリーWiFiでの情報送信が常に危険かと言えば、必ずしもそうではないということ。このフォームはHTTPで暗号化せずに通信しているため、通信内容が見えてしまったのだが、HTTPSのような暗号化された通信を用いると、内容は安全に保たれる。
にもかかわらず、油断は禁物である。フリーWiFiを利用して情報を送信するときには、アドレスバーを一度確認する習慣をつけるのがいい。HTTPSを利用した安全な接続を確認するだけで、リスクは大幅に軽減できる。
このように、フリーWiFiを利用する際の注意点と、その特性をよく理解した上で便利に活用することが求められる。
特に公衆の場でのWiFi利用は、慎重を期して行うべきだ。これらの事実を知った上で、次回外出中にフリーWiFiを利用する際には、ぜひ注意を払ってほしい。
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