薬剤師という職業に憧れを抱く人は少なくありません。その理由のひとつが「安定した高収入」というイメージでしょう。特に近年は、医療従事者としての重要性がますます高まっていることもあり、薬剤師の職業は多くの人にとって魅力的な選択肢とされています。
しかし、現実はどうなのでしょうか?今回、2年目薬剤師の「リアルな月給事情」を公開し、その内訳や実際の生活感を深掘りしていきます。果たして、その月給は世間のイメージ通りなのか。それとも意外な一面があるのか?
月給公開!2023年10月の手取り額とは?
今回のモデルケースとして、都内の調剤薬局で働く2年目薬剤師・Aさん(24歳、女性)の2023年10月の給与明細を公開します。Aさんは新卒で現在の薬局に入社し、1年半が経過。まだまだ経験を積む段階にありますが、毎日の業務に全力で取り組んでいます。

以下が、10月の給与明細です。
基本給:260,000円残業代:10,000円(約5時間分)各種手当:30,000円(資格手当、地域手当など)合計支給額:300,000円
控除(社会保険、住民税、所得税など):約80,000円手取り額:220,000円
意外に控除が多い?その内訳に迫る
手取り額を見て「少ない」と感じる人もいるかもしれません。しかし、薬剤師の給与が低いわけではありません。多くの控除が発生していることが理由です。特に注目したいのが以下の項目です。
社会保険料健康保険や厚生年金などの社会保険料は、収入が高いほど負担も大きくなります。Aさんの場合、毎月約40,000円が天引きされています。これは、いざというときの備えとして重要なものですが、手取り額を減らす大きな要因でもあります。

住民税住民税は前年の収入に基づいて計算されるため、新卒1年目は控除が少ない場合が多いです。
しかし2年目になると、前年分の収入が反映されるため負担が増加します。Aさんの住民税は毎月約15,000円です。
所得税Aさんの場合、毎月約10,000円が所得税として差し引かれています。ボーナス時期にはさらに増える可能性があります。
生活費はどうしている?リアルな家計事情
薬剤師としての手取り額が約22万円のAさん。実際の生活費はどのようになっているのでしょうか?以下がAさんの1か月の支出内訳です。
家賃:80,000円(都内1K、職場近くの物件)光熱費:10,000円通信費:8,000円(スマホ、Wi-Fi)食費:40,000円(自炊メイン)交際費:20,000円その他:20,000円(趣味、日用品、貯金など)
合計で178,000円が毎月の生活費となります。手取り額から差し引くと、残るのはわずか40,000円程度。これを貯金や突発的な出費に備える形となります。
2年目薬剤師の「本音」:給与への満足度は?
Aさんに、現在の給与に対する率直な意見を伺いました。
「正直、社会人になったばかりの頃は、もっと余裕があると思っていました。でも、実際には控除額が大きくて手取りが思ったほど多くないのが現実です。ただ、調剤薬局の勤務は夜勤もないですし、残業もほとんどありません。その点では働きやすく、満足しています。収入を増やすにはスキルアップや資格取得が必要だと思うので、将来的には薬剤師として管理職や専門職を目指したいです。」

スキルアップで収入アップは可能?
薬剤師として収入を上げるには、スキルアップが重要です。Aさんも述べていたように、管理薬剤師や専門薬剤師の資格を取得すれば、給与が大幅にアップする可能性があります。
例えば、以下のようなキャリアパスが考えられます。
管理薬剤師になる管理薬剤師として店舗の運営やスタッフの管理を担当することで、月給が5万~10万円アップする場合があります。
専門薬剤師の資格取得がん薬物療法認定薬剤師や感染制御認定薬剤師などの資格を取得することで、スキルの証明となり、収入アップやキャリアの選択肢が広がります。
ドラッグストア勤務や地方勤務を選ぶ都内の調剤薬局よりも、地方やドラッグストア勤務では給与が高い傾向があります。Aさんのように都内で働く場合、給与よりも働きやすさを優先しているケースも多いですが、収入を重視するならば地方勤務も選択肢の一つです。
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