新庄剛志が日本ハムの監督に就任してから3年目の成長を目の当たりにし、かつて彼を批判していた御意見番たちは果たしてどのように感じているのだろうか。
2021年11月4日、日本ハムの新監督に新庄剛志が就任した。その就任会見では、派手な赤いスーツにサングラスという姿で現れ、自らを「ビッグボス」と呼称するなど、その斬新なスタイルと発言が注目を集めた。一方で、その型破りな言動には多くの批判も寄せられた。そんな新庄が監督としてチームを立て直した様子を批判していた人々はどのように見ているのか。

日本ハムは2016年に日本一に輝いたが、その後の三年間は低迷し、2021年には監督だった栗山英樹が退任。新庄が就任した当時、日本ハムは戦力が大幅に落ち、誰が監督になっても優勝は難しい状況だった。彼は「2022年はトライアウトの年」と語り、優勝を目指すことを諦めたような発言をした。
しかし、その裏には選手の能力や性格を把握する時間が必要だったという理由が隠されていたのである。
新庄監督の1年目となる2022年の開幕戦では、ドラフト8位ルーキーの北山亘基を開幕投手にし、4番打者に当時一軍の実績が少なかった松本剛を抜擢するなど話題作りとも思える大胆なメンバー構成を見せた。その結果、松本剛は首位打者を獲得し、北山はリリーバーとして55試合に登板するなど、選手を見極める能力が評価された。また、清宮幸太郎は新庄や稲葉篤紀の指導の下、自身最高の18本塁打を記録。今川優馬や真波忠誠も2桁本塁打を達成した。
ところが、投手陣は安定せず、チームは再開に終わった。それにもかかわらず、2023年には真波が本塁打王にあと一歩まで迫る活躍を示し、真波忠誠や近藤健介の加入などで打線が強化された。また、オリックスで優勝を経験した伏見寅威がFAで加入するなど、チームには様々な新戦力が加わった。2024年には福山連や柳川大成など新戦力が台頭し、チーム全体が活気づいた。そして8月4日のソフトバンク戦では、9回3点ビハインドを逆転勝利するなど勢いが止まらない状態となった。

一方で、新庄の監督就任時の言動に対する批判は大きかった。清原和博は、新庄の派手な衣装に対し「プロ野球の監督になったらある程度服装はちゃんとすると思った」と発言。この他球団のオーナーも、新庄の「優勝なんか目指さない」という発言に対し否定的な見解を示していた。
元中日監督の落合博満も「選手は勝ちたい優勝したいと一生懸命やっている。それにストップをかけてはモチベーションが上がらない」と批判。
しかし、時が経ち、新庄がチームを立て直した今、彼らの視点はどう変わったのか。かつては清原や落合、さらにはソフトバンクオーナーの孫正義からの辛辣な批判が殺到していたが、今ではその風向きも変わっている。
ソフトバンクはシーズン序盤から首位を独走していたが、7月に22連敗を喫し、首位から陥落。ソフトバンクの元選手である水谷の活躍もあり、日本ハムはその勢いを止めることなく追い上げを続けている。
落合は、2024年のパリーグはソフトバンクで決まると予測しつつも、日本ハムがその差を詰めていることに脅威を感じているとのことだ。彼は、新庄の手腕を評価し「投打のバランスは良くなった」とコメントしている。さらに、新庄が指導する松本剛や北山の成長も、落合の期待を超える成果を上げている。

また、清原は「自分はチームが勝つためによけられる球でもデッドボール当たってチームを勝たそうとしていたので、優勝を目指しませんという発言が引っかかった」と釈明し、新庄にエールを送る意向を示している。彼は「野球を興味がない人にも知ってもらうために頑張っている」と新庄の功績を認める発言もしている。
新庄剛志の監督としての挑戦と成長、そしてそれに対するかつての批判者たちの視点の変化。このストーリーは、プロ野球界における新たな一章を描いている。日本ハムが今シーズンも躍進を続ける中、その背後にある新庄の指導力と情熱は、ますます多くの人々に感動と驚きを与えることであろう。
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