あの夜、石川・能登の舞台からリモートで日本アカデミー賞授賞式に参加した吉岡里帆さん。まさか自分が最優秀助演女優賞を受賞するとは夢にも思わず、まるでテレビの前の視聴者のように、仲間たちの晴れ舞台に感動していたという。
「なんかドッキリかな?という感じでした」
後日、都内で行われた映画『正体』の舞台挨拶に登壇した吉岡さんは、受賞の瞬間をそう振り返った。体調不良で欠席した主演の横浜流星さんを気遣いながらも、藤井道人監督と共に、温かい雰囲気で舞台を盛り上げた。

この舞台挨拶は、横浜流星さんが第48回日本アカデミー賞で最優秀主演男優賞を、吉岡里帆さんが最優秀助演女優賞を、そして藤井道人監督が最優秀監督賞を受賞したことを祝して開催されたもの。当初は横浜さんも登壇予定だったが、体調不良のため、残念ながら欠席となった。
「残念ながら流星君は来られませんが、流星君の本作にかける想いや熱を楽しくお話ししたいです」
舞台挨拶に登壇した吉岡さんは、そう語り、横浜さんの欠席を残念がりながらも、作品に対する熱い想いを語り始めた。彼女の言葉からは、作品と仲間たちへの深い愛情が感じられた。
欠席した横浜流星さんは、会場に向けてメッセージを寄せた。
「皆様、本日は会場に伺えず申し訳ありません。(中略)この賞は皆様と共に頂けた賞です。『正体』を愛して下さりありがとう。そしておめでとう」
横浜さんのメッセージを受け、吉岡さんは声を詰まらせながら言った。
「もう泣けますね!ここの会場にいるみんなが流星君を抱きしめたいはず!」

彼女の言葉には、会場にいる全員の気持ちが代弁されていた。
そして、「今日の正しい祝い方としてはお客様と一緒にじんわりじんわり流星君を思いながら喋ろうと思います」と続け、会場を温かい雰囲気に包んだ。
授賞式当日、能登に滞在していた吉岡さんは、地元の人々から祝福を受けたという。
「能登で仲良くなったおばちゃんたちが半泣きで『能登から発信してくれてありがとう、おめでとう!』と祝福してくれて、それがうれしくて」
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