アルファロメオ愛好家の間で、ひときわ注目を集める一台の車が存在します。それは、佐々木謙一さんが所有する「アルファ ロメオ 2000GTV」。この車には、歴史と情熱が詰まった驚愕のエピソードが隠されています。

伝説の出会いから始まった物語
佐々木さんがこのアルファ ロメオ 2000GTVを手に入れたのは、23年前のこと。元オーナーはなんと82歳の女性。彼女が新車で購入し、大切に乗り続けていた車を、佐々木さんが譲り受けることになりました。この出会いは、まさに運命的と言えるでしょう。
当時、佐々木さんは1300ccの「ジュリア」に乗っていましたが、レーシングモデル「2000GTAm」への憧れを抱いていました。その情熱が通じたのか、彼はこの2000GTVを譲り受け、徐々に自分の理想とする車へと改造を始めます。

奇跡的に手に入れたGTAmエンジン
佐々木さんの夢がさらに現実味を帯びたのは、奇跡的に「GTAm」のエンジンを手に入れた時のことでした。GTAmは、1970年のヨーロッパツーリングカー選手権で見事優勝を果たした車であり、そのエンジンはわずか40基しか存在しない希少なものでした。
しかし、手に入れたエンジンは、レースで酷使された後、ほとんど動かない状態。そこで、佐々木さんは多くのプロフェッショナルたちの力を借り、エンジンの大規模な再生を行うことになります。結果として、6500回転で169.1psの馬力、19.96kgmのトルクを発揮する、まさにレース仕様のエンジンが誕生したのです。

構造変更と公認取得への道
エンジンの復元だけにとどまらず、佐々木さんは愛車をサーキットで楽しむために、さまざまなモディファイを施しました。ロールケージの設置や、エンジンを中心とした改造が次々と行われ、車は徐々に「GTAm仕様」へと進化を遂げました。
これらの改造は、運輸局に構造変更を届け出て、公認を受けての車検取得という道のりが必要でした。佐々木さんは、その全てをクリアし、合法的にサーキットでの走行を楽しむための準備を整えました。

「イタリアンジョブ」の誕生とその意義
車への情熱は、佐々木さんの個人的なものにとどまりませんでした。彼は、同じく車を愛する仲間たちとの交流の場を作りたいと考え、「イタリアンジョブ(イタジョブ)」というイベントを立ち上げました。このイベントは、単なるイタリア車の集まりではなく、車好きであれば誰でも参加できる開かれた場として、多くの愛好者たちを引き寄せています。

毎年5月の第3週に岐阜の藤橋城で開催されるこのイベントは、車好きたちのための聖地とも言える場所となっています。特に、1980年までのイタリア車を中心に募集が行われますが、一般駐車場も用意されており、多くの参加者が集まります。
佐々木さん自身も、「道中のルートも楽しいし、僕のクルマも見てもらいたい」と語り、車への愛情と情熱が止むことはありません。
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