桜子と美咲は、大学のキャンパスでいつも一緒に過ごす親友だった。二人はおしゃれや写真撮影が大好きで、SNSに完璧な写真を投稿することに情熱を注いでいた。特に、美しさを際立たせるための画像修正アプリを駆使することには余念がなかった。
ある日の午後、講義が終わり、二人はいつものようにキャンパス内のカフェテリアで休憩を取った。その日は特に天気が良く、自然光がたっぷりと差し込む窓際の席に座った。美咲は「今日の光、最高だね!ここで写真撮ろうよ」と提案した。桜子も「うん、いいね!インスタ映えしそう!」と同意し、二人はさっそくスマホを取り出した。
桜子がスマホを構え、美咲がポーズを取る。「もっと顔を上げて、笑って!」桜子が指示すると、美咲は笑顔を広げた。何度かシャッターを押し、数枚のセルフィーを撮影した。撮った写真を確認すると、光の具合や角度は良かったが、二人の顔が少し暗く写っていた。

「この写真、ちょっと修正しようか?」美咲が言うと、桜子は「任せて!」と自信満々に修正アプリを起動した。桜子は、まず美咲の肌を明るくし、目を大きく、輪郭をシャープにするなどの修正を手際よく行った。その間、美咲はカフェテリアのドリンクを注文しに行った。
戻ってきた美咲が、修正途中の写真を覗き込み「背景もぼかしておいたほうがいいんじゃない?」と提案した。桜子は「そうだね、背景の人たちが少し邪魔かな」と言いながら、背景をぼかす作業に取り掛かった。背景には他の学生たちが写り込んでいたが、その中でも特に目立っていたのが、後ろの席に座っていた一人の男子学生だった。
桜子は、背景の修正を始めた。しかし、男子学生の姿が次第に歪んでいくことに全く気づかず、二人とも自分たちの顔の修正に夢中になっていた。桜子は男子学生の姿を消そうと試みたが、消しきれずに変形させてしまった。その結果、彼の首が異常に長く、顔も奇妙に変形してしまった。

「どう?これで完璧じゃない?」桜子が満足げに言うと、美咲も「すごい!まるでプロの写真みたい!」と感嘆の声を上げた。二人は修正後の写真をすぐにSNSにアップロードした。数時間後、二人の投稿にはたくさんの「いいね」とコメントがついた。
しかし、その中に一つ奇妙なコメントがあった。「後ろの人、なんか変だよ!」という内容だった。驚いた二人は急いで写真を確認した。すると、修正のしすぎで後ろの男子学生がまるで異次元の存在のように歪んで写っていることに気づいた。
「ああ、これはまずい…」桜子は顔を真っ赤にした。美咲も「こんなことになるなんて…」と頭を抱えた。
急いで修正前の写真を確認すると、二人の顔は少し暗かったものの、背景の男子学生は普通に写っていた。桜子と美咲は、過度な修正がもたらした結果に深く反省し、今後は自然な写真を心がけることを誓った。

その後、二人はまた同じカフェテリアに戻り、再び写真を撮ることにした。今回は過度な修正を避け、自然な美しさを重視した。桜子は「これで大丈夫かな?」と再び写真を見せると、美咲は「うん、これが一番自然でいい感じ!」と笑顔で答えた。
数週間後、桜子と美咲は地元の公園でピクニックを楽しんでいた。桜子は「前回の失敗から学んで、今回は本当に自然な写真を撮りたいね」と言い、美咲も「そうだね、自然が一番!」と賛同した。二人は笑顔でセルフィーを撮り、今回は修正をせずにそのままSNSにアップロードした。
驚いたことに、修正なしの自然な写真には、以前にも増して多くの「いいね」とコメントが寄せられた。「自然な笑顔が素敵!」「修正なしの方がずっといい!」といった声が次々と届き、二人は本当に嬉しそうだった。
桜子と美咲は、この出来事を通じて、自然な美しさの大切さを改めて学んだ。それ以来、二人はより素朴でリアルな写真をSNSにアップするようになり、逆にその方が多くの支持を得ることになった。
そして、後ろの男子学生がどんなに異様に写っていたかを振り返りながら、二人はいつもこの出来事を笑い話にして語り合うのだった。桜子は「次はどんな写真を撮ろうか?」と尋ね、美咲は「次はもっと素敵な場所で自然な写真を撮りたいね!」と答えた。二人は新たな冒険に胸を膨らませ、また新しい場所での撮影を楽しみにしていた。
これからも二人は、スマホのカメラを片手に、美しい瞬間を追い求め続けるだろう。しかし、もう過度な修正はせず、ありのままの自分たちを愛し、その美しさをシェアすることに喜びを見出すようになっていた。
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