伝説の刑事ドラマ『西部警察』。1979年から放送され、そのリアルタイムでの視聴者は現在50代以上の方々が多いでしょう。この作品は一度見たら忘れられない、そんなインパクトのあるドラマでした。しかし、現在では再放送が難しいと言われています。その理由を詳しく見ていきましょう。

まず、『西部警察』がどのようなドラマだったのかを振り返ってみましょう。物語の舞台は架空の警察署「西部署」。渡哲也さん演じる大門圭介部長刑事が率いる捜査課、通称「大門軍団」が凶悪犯罪者と戦います。その敵はなんと装甲車や核爆弾まで使うという非常識さ。大門軍団はその犯罪者たちを相手に、大暴れするのです。
そんな非常識とも言えるスケールの大きさが、当時の視聴者を惹きつけました。犯人が装甲車や核兵器を使うなんて、現代ではまず考えられない設定ですが、それがまた『西部警察』の魅力でもありました。
そして、その魅力が再放送ができない理由にも繋がっていくのです。

『西部警察』は一度再放送された経歴があります。2009年に石原裕次郎さんの23回忌記念として地上波で再放送されましたが、それ以降は地上波での放送は行われていません。しかし、BSプレミアムやCSでは時折再放送されているようです。
では、なぜ地上波での再放送が難しいのでしょうか。その理由は、当時の時代背景と『西部警察』の内容に大きく関係しています。

再放送ができない最大の理由の一つは、現在のコンプライアンスの厳格化です。
『西部警察』は銃撃戦や暴力シーンが非常に多く、これらが地上波で流されるのは難しい状況になっています。視聴者からの反発が予想されるため、再放送が見送られているのです。
このドラマが人気を博した理由の一つには、ド派手な爆破シーンや自動車、建物の破壊などがあります。しかし、この過激さが現在の放送基準にはそぐわないとされています。
『西部警察』の破壊シーンの規模は驚異的でした。1979年から1984年の5年間における破壊の数字を見てみると、封鎖した道路は4万5,800箇所、飛ばしたヘリコプターは600機、破壊した車両の台数は約4,680台。さらに使用された火薬の量は4.8トン、ガソリンは1万2,000リットルという驚異的な数字です。
これだけ大量の火薬を使っていたにも関わらず、死者がゼロというのも驚きです。しかし、負傷者が6人いたり、始末書の枚数が45枚にも上ったりと、その過激さがどれほどのものだったかが伺えます。これだけの規模での破壊行為を描いた作品が、現代の地上波で再放送されるのは確かに難しいと言えるでしょう。

『西部警察』で最も印象的なシーンの一つが、主人公である大門刑事がショットガンを街中でぶっ放す場面です。
渡哲也さん演じる大門圭介が、堂々とショットガンを乱射する姿は、もはや警察官というよりテロリストのよう。こんなシーンが現代の地上波で放送されるとすれば、視聴者の反応は予想できます。
また、大門刑事は警察官でありながらヘルメットをかぶらずにバイクを飛ばして急行する姿も見られます。これも現代のコンプライアンスには引っかかるでしょう。当時の放送では許されたことが、今では通用しないというのが現状です。

さらに、取調室でのシーンも過激でした。刑事が犯人をボコボコにして供述を取るシーンが頻繁に登場します。ドラマだからといって許される内容ではなく、現在の地上波で放送するのは難しいと言わざるを得ません。
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