私は38歳、都内で2店舗のコンビニを管轄する店長だ。従業員同士が協力し合う環境を作るのが私のモットーだった。しかし、ある高校三年生の男子バイト、山口の存在が、平穏な日々を一変させた。
山口は最初、礼儀正しく真面目そうな態度で面接に来たため、私は彼を採用した。ところが、勤務開始から1ヶ月も経たないうちに、彼の問題行動が次々と明るみに出た。勤務中のスマホいじり、後輩バイトへの威圧的な態度、挨拶をしない、接客の悪さ、さらにはシフト提出の遅れに加え、唐揚げやコロッケなどの余りを袋に入れて持ち帰るなど、不審な行動が目立っていた。
注意を重ねても改善されるどころか、彼の態度はますます悪化。
私は彼を辞めさせるかどうか迷っていたが、ある日、同じシフトの女子高生バイトが泣きそうな顔で私に告げた。「山口先輩が…お店の商品、盗んでます」
耳を疑った。しかし、彼女は詳細な状況を語ってくれた。防犯カメラの死角になる倉庫口から、商品をカバンに詰めて外に持ち出していると。さらに、レジ金の計算が合わない日も続いていた。私は黙って見守ることに決めた。彼の受験が近いことは知っていた。万引き行為が事実であるなら、彼自身が責任を取るべきだ。
数日後、防犯カメラの映像にはっきりと、山口がレジ金をポケットに入れる瞬間が映っていた。私は証拠を揃えた上で、警察に通報。タイミングは山口の大学受験日前日だった。
当日、山口が店に現れた。私は彼に言った。「もう全部証拠は揃っている。警察が来る。覚悟しておけ」
彼の顔色がみるみるうちに変わった。泣き出し、土下座をして謝罪を繰り返した。
「受験が…将来が…お願いです、通報だけはやめてください!」
そこに警察が到着。同行してきた彼の両親は、事態を知り絶句。泣きながら「息子は推薦で大学が決まっていたんです」と訴えたが、私は静かに言った。「この行為は犯罪です。教育の場としても、罰を受けることが必要です」
結果、山口は窃盗の容疑で書類送検され、推薦は取り消し。進学予定だった大学への入学も白紙となった。後に聞いた話では、彼は浪人し、再受験を目指しているという。
私は今回の件で、若さゆえの過ちを許すか、それとも社会のルールを教えるか、深く考えさせられた。しかし一つ言えるのは、「悪事は必ず明るみに出る」ということだ。
今、店には新しいバイトたちが入り、気持ちよく働ける環境が整いつつある。今回の教訓を胸に、私はこれからも公正で信頼される店舗運営を目指していきたい。
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