私は26歳の会社員だ。つい先日、職場近くでの一人暮らしを終え、実家の近くへ引っ越した。きっかけは兄・誠と姪・美優の突然の同居だった。兄は31歳、かつては妻・久美子さんと娘・美優と3人でマンションに暮らしていた。しかし現在は別居中。理由は、美優の幼稚園最後の運動会の日に起きた、信じられない出来事だった。
その日、兄は仕事から帰宅すると家はもぬけの殻。テーブルの上には「美優はママ友に預けてます。迎えお願いします」と一枚のメモ。そして兄嫁は、何の連絡もなく、同僚や女性上司たちとハワイ旅行へ旅立っていたのだった。運動会には私が作ったお弁当を持って参加し、美優は涙をこらえて笑顔を作っていた。

数日後、兄は久美子さんと「話し合い」をすると言って電話で話すも、彼女は謝罪どころか開き直った。「たまには主婦にも息抜きが必要でしょ?」「あなたがそこまで怒るのは、私が楽しんだのが悔しいからでしょ」と。
それを聞いた兄はついに決意した。「もう話し合いの余地はない。離婚だ」。そして運命の話し合いの日。実家の応接間には、久美子さんとその両親、兄と私と両親が集まった。久美子さんは強気な態度で「親権は当然私のものよ。子どもを母親から引き離すなんて許されない」と言い放った。

しかし、兄は静かに封筒を取り出し、数枚の写真をテーブルに並べた。そこには、ハワイのバーで外国人男性に囲まれ、グラスを手に笑う久美子さんの姿、ホテルのプールサイドで男性と抱き合う姿までが収められていた。「これが“ただの息抜き”なのか?」兄の問いに、久美子さんの顔が一気に青ざめた。

その場にいた久美子さんの両親も驚愕し、「お前、なんてことを……」と厳しく叱責。あれほど強気だった久美子さんは突然泣き崩れ、「あれは一時の気の迷いだった。やり直したい。お願い、家族のままでいたいの」と縋りついた。しかし、すでに美優自身が「ママに会いたくない」「今の生活の方が楽しい」と話していた。兄の決意は固く、離婚は正式に成立した。

それから数ヶ月、美優は小学校に通い始め、以前より明るくなった。私もできる限りのサポートを続けている。そんなある日、ショッピングモールで美優とパフェを食べる約束をしていた私の前に、突然元兄嫁が現れた。「ママがいなくて寂しかったでしょ? 今度は一緒に暮らそうね」と、約束もなく現れた彼女に美優は怯えた表情を見せた。
そこへタイミングよく兄と両親が合流し、兄は彼女を静かに諭した。「養育費を払うって約束したよな。しかも先月末、支払いが滞ってる。そもそもお前、あの工場の仕事から逃げ出したって父さんから聞いたぞ」。

久美子さんは「工場の仕事は地獄だった、私には向いてない」と叫んだが、兄は「それでも責任は果たせ。もう子どもを傷つけるな」と突き放した。
その後、久美子さんは実家に戻され、週明けには養育費が一括で兄の口座に振り込まれた。
どうやら、知り合いの社長から借金をし、返済の圧力に晒されているようだった。
現在も兄は実家での生活を続けている。私は、姪・美優が父の愛情のもとで穏やかに育っていけるよう、これからも側で支え続けていくつもりだ。
壊れた家族の形。しかし、そこには新しい絆も生まれ始めている。
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